箸はともかく棒にはひっかかりたい

とある大学助教によるいろいろなメモ書き

新生ももクロの旅立ち(緑推し目線10周年ライブの感想)

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ざわこです。

めちゃめちゃ今更ではありますが、ももいろクローバーZの10周年ライブに参戦した時の話をしようと思います。かなり時季外れになってしまったので投稿しようかどうか悩んでいたのですが、途中まで書いてあったというのと、せっかくの記念すべき10周年ライブの話だしお蔵入りさせてしまうのも悲しかったという理由で、どうにかまとめておくか〜〜!!!と思った次第です。

まあ今更私が何かを言わなくても、彼女達はいつだって「世界のももクロNo.1」であり「最and高」なんですけどね!!!

1ヶ月後のクリスマスライブの前に、いかに彼女たちが最高なのかを、知っていただけたら嬉しいです。

 

 

The (Team) Diamond Four の覚悟

ももいろクローバーZといえば、みなさんご存知とは思いますが!いろいろな紆余曲折を経て、現在は4人で活動している国民的アイドルグループですね。

若くして芸能活動を始めた彼女達は、20代前半にして、アイドルとしては既に社会的な「成功」をその手におさめつつあり(紅白歌合戦に3回出場、開催する大箱ライブはいつもほぼ満員)、個々の知名度も上昇し始め、芸能という厳しい世界で活躍の場をどんどん広めていっています。その一方で、彼女達もまた、我々と例に違わず、適齢期を迎えようとしている「普通の女性」という側面も持っているわけです。

このような条件が揃うと、一般的な?女性アイドルグループでは「引退・卒業」や「グループの解散」「ソロ転向」「活動休止」などの発表がされても、おかしくない状況ではありますよね。

 

そんな雰囲気がある中で、私が思う、彼女達が他のアイドルグループと一線を画していた(と思われる)点は、

(結婚しても、子供ができても)一生ももクロというグループを続けていきたい

という意思を、2014年3月に国立競技場にてライブをおこなったときに、ファンの前で高らかに宣言したところ、

そしてそこから約4年が経って、2018年1月に有安杏果と道を分かつた直後においても

私たちには、続けていくその覚悟がある

と言ってのけたところ、にあると思います。

 

「最強の6人」から1人減り、5人という「奇跡の布陣」からさらに1人抜けてしまうという、グループとしての大きな大きな壁にぶち当たってもなお「続けていく」という誓いを聞かされた私たちは、古参も新規も同じように「彼女達はこの先どういうモチベーションを持って活動していくんだろうか?」ということに、注目していたのではないかと思います。

そして、ももクロちゃんたちと、ファンである我々が、一同に会するこの「10周年セレモニー」の場で、その決意表明することは、彼女達自身、そしてチームももクロにとって、重要かつ最大の使命であったのではないかと思えるわけです。

そんなことを考えながら、私は10周年ライブに参戦したのでした。

 

ももクロの、常に「現在(いま)」に向き合い、挑戦し続ける覚悟 

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パンフレットと「クローバーとダイヤモンド」の時に降ってきた紙吹雪

ライブの詳細は、全人類がブルーレイ等で見るべきだと思うので割愛します。

私から言えることはごくわずかで、

彼女達は、これからも変わらず「力いっぱい歌って踊ること」を続けていくんだ!という強い意思・覚悟を、ライブの最初から最後まで、歌詞にのせ、曲にのせ、ダンスや表情にのせて、猛烈に、そして高らかに、宣言していました。

ドームで見た4人の姿は、幕張の時の4人とはまるで別人のように見えました。

 

続けることの「悩み・苦悩」と「喜び」を同時に背負う彼女たち

みなさんは青春時代に、誰か・何かのために、10年間継続して、何かをやり遂げたという経験はありますか?「継続して努力してきた」と誇れるものはありますか?

私にはない。青春時代はオタク活動に精を出していたけれど、何か成し遂げたか?本気でやってきたか?と言われれば、そうでもない。自分の仕事(研究)だって、学生生活を含めても5年ちょっとの経験しかない。でも、たとえそんな数年の経験であっても「できない自分」と向き合うことは、辛さを伴う苦しい経験である、ということは知っています。

確かに、死にものぐるいで頑張ったおかげで、良いものができて、それでみんなが笑顔になってくれたら、それは「とても喜ばしいこと」であると思う。その時は「頑張ってきて良かった〜〜!!」と、達成感や、やりがいも、ひとしおのことだろうと思う。

でも、良いものをつくればつくるほど、頑張れば頑張るほど、周囲からの期待値は上がり「次も今回と同じレベル、あるいはそれよりももっと上のレベル」が要求される(ように感じる)のだ。それは、当事者の責任感があればあるほど、強く感じてしまうのである。

常に成長しなくてはいけないというプレッシャー」に晒されることは、自己実現のための起爆剤となる側面ももちろんあるが、多くの場合は、当事者を苦しめることにもなる。たとえそれが、好きで始めた活動だったとしても。

彼女達が「期待される喜び」と「それによるプレッシャー」とを、両方同時に抱えながら活動をしていて、気持ちも心も「いつだってギリギリ」であったことは、簡単に想像できる。それでも彼女達は「笑顔とダンスで幸せを運ぶ」という使命を果たしたいという思いで、全てを乗り越えて、ここまでやってきたのだろう。

そんな中で、「ついに10年!ここまでやってきたね!!」という大きな節目を迎える直前で、有安という大きな戦力(役割)を失うことになって。もし私が4人側だったら、いくら有安の幸せを願った選択だったとしても、もう、どうして今なの?!ここまでやってきたのに!って思ってしまうし、メンバーとしてはどうにかできなかったのかなぁって、めちゃめちゃ責任を感じてしまうだろうし、それこそ目の前が真っ暗になってしまったり、すると思うんですよね。

 

それでも「笑顔でいて欲しい」という願い

もし、ちょっと歯車がずれていたり、ボタンをかけちがったりしていたら、彼女達の緊張の糸は、切れてしまっていたかも知れない。「もう、やるだけやってきたよね?」と、解散する流れに進んでいってしまっていたかもしれない。

そんな状況であったのにもかかわらず、10周年という節目の、ここぞ!という舞台で、会場に集まった数万人に対して、彼女達は

  • どんな困難に直面したとしても、全てを受け止め「今」に向き合って挑戦し続けるという覚悟を宣言すること
  • その覚悟を、口だけでなく、完璧なパフォーマンスをもって体現すること

これを、成し遂げたわけです。

なんというか、人間の成し得る所業ではなくない???と、私は思うのです。

まずね、その「覚悟」の宣言・体現を可能にした、彼女達がももクロで過ごした10年で培ってきた「経験値とプロ意識」とか、そういうのもすごいんだけど、

「なぜそこまでして頑張り続けられるのか?」「活動のモチベーションは何なんだ?」ということを彼女達のコメントから類推するとね、きっと

  • もっと成長したい
  • みんなで新しい世界を見たい
  • みんなに笑顔でいて欲しい、応援したい
  • その笑顔の理由が、私たちだったら嬉しい

とかなんですよ。

実際に、リーダーのかなこちゃんは、ライブ後の挨拶で

(前略)まだ4人でできることはたくさんあるし、やりたいこともたくさんあるし、ももクロだからできること、みんなとだからできることを、ちゃんとやっていきたいなって。アイドルが最強だって、ももクロってホントに楽しいって。そんなふうにもっともっとたくさんの方に思ってもらえるようにがんばりたいと思います。(中略)ちょっといい人ぶると、みんなが笑顔になる理由が私たちじゃなくてもいいって本気で思うんです。でもちょっとだけ欲を言うと、その理由が私たちだったらいいな、なんて思います。みんなにもっと笑顔を届けられるように、みんなともっとたくさんの景色が見られるように、歩いていけたらいいなと思います。(引用

 

と、言っているのです。信じられます?みなさん、こんなモチベーションで仕事なんてしたことあります?私は無い。こんな文言を、会場にいる数万人の前で、堂々と宣言なんてできます?薄汚れちまった魂の私には、到底できないよ。

さてはみんな、聖人なのかな…?」と思えてきて、私は頭がクラクラするし、私は、そんな彼女達のことを、同じ人類として、心の底から尊敬してしまうのです。

 

目の前でキラキラと歌い踊る彼女達を見つめながら、「10年」という時間の重さ、応援してきた時の長さ、そして彼女達の尊さを感じずにはいられなくて。

今まで私たちがしてきた応援が、彼女達の活躍を支える一部となれていたのなら、本当に幸せだなと、ただもうほんとそれだけです。良きものを見せていただけてありがとう、という気持ちなのです。本当に。

 

ちなみにこれ、10周年を記念してリリースされた楽曲なんですけど、いいから聞いてみて欲しい。私が何を言いたいのか、きっと伝わると思うので…!


【ももクロMV】『クローバーとダイヤモンド』Music Video

 

元緑推しとしての(私の)覚悟

まだももクロを応援してるの(推しが辞めたのに)?

杏果ちゃんが卒業してしまった後、私が緑推しと知っている人からは「緑の子やめちゃったけど、まだももクロ応援するの?」と、よく尋ねられました。

 

tkzwy.hateblo.jp

上でも書いたように、私は、あかりんや杏果ちゃんや、ももクロから去ってしまった子たちが迎えられなかった、ももクロとしての節目の10周年を、この目で見たい、お祝いしたいなと、思っていました。それは真実なのだけど、「その先」はどうしたらいいんだろう?という気持ちもあって、正直なところ、とても複雑な気持ちでした。

かなこちゃん、しおりん、あーりん、れにちゃんのことも好き。みんなそれぞれ可愛らしく魅力に溢れていて、本当に大好きだけど、そこに並んで、一緒に笑っていてほしかった杏果ちゃんは、もうそこにはいない。私がこの目で見てきたももクロの歴史は7年に過ぎないけど、その間はずっと杏果ちゃんを推してきた。気付けば杏果ちゃんのことを目で追っていた。ライブでは全身緑色に武装して、声がかれるほど彼女の名前を叫んでいた。

10周年ライブの本公演に当選して、4人での新たな門出を見守る立場として、応援するつもりで参加することにしたのにも関わらず、「10周年はみんなで迎えられると思ってた」と卒業時に吐露していた杏果ちゃんの気持ちを思ったら、サイリウムを緑以外の色に灯すことができなくて。

続けていく4人のためのライブなのに、ここにいていいのだろうか・・・と、ライブが始まるまで、ずっとずっと悩んでいた。

更に言うなら、4人の姿を見ることさえ少し不安だった。なんだか、杏果ちゃんがいなくても、元気にやっていけているももクロちゃんたちをを認めてしまうのが、とても怖かった。本当にひどい話ですし、いろんな人に怒られそうだけど、どこかで彼女達の中に「緑ロス」を見出して、客観的に「やっぱり杏果がいないと・・・!」と思いたい、という私の勝手な気持ちもありました。 

 

・・・なんですけど、そんな思いは、とある一曲の「開始0.5」秒くらいで、一瞬にして打ち砕かれたわけです。

 


ももいろクローバーZ『90sec. Rise of TDF #3』

これね。

「もう一生聞くことはないんだろうな」と思っていた(よね?)、有安曲でもある「ゴリラパンチ」が、2018年ボスゴリラ:あーりんの絶大な努力によって封印が解かれたのです。

その瞬間から、会場は一気に熱狂の海と化したわけですよ。

うおおおおおおああああああああ!!!!!っていう、あんなに凄い歓声と雄叫び、人生で初めて聞きました、私は。

 

元緑推しのとしてのひとつの「答え」

ライブでは、一曲目から、新しい「Z伝説」が披露されて、曲中では有安の卒業も、あかりんの卒業と同列に「ネタ」として昇華されていて、つまり「今までのももクロ」を「刷新」するための演出が施されていた訳なのですけど。この時点では、心のどこかで、やっぱり「寂しいな」という気持ちを感じていた緑推しがいたんじゃないかなと思うんです(少なくとも私はそうだった)。

でもこの「あーりんのゴリパン」からは「今まで杏果ちゃんが担ってくれていた役割も全て吸収して、新しいモノをつくっていこう」という、4人の、尋常じゃない「強い気概」が伝わってくるわけです。しかも、4人はそれはもうめちゃめちゃに楽しそうにやってのけるわけですよ(この様子はぜひブルーレイで見て欲しい!!!)。

 

彼女達はもう、とっくに前を向いていたんだな〜と。

過去にとらわれて前を向けていなかったのは、私の方だったんだな、と思いました。いつまでもうじうじとしていた自分が、恥ずかしくなってしまいました。

 

この粋なセットリスト、この最高すぎるパフォーマンスによって、絶望に打ちひしがれていた緑推し(すくなくとも私)はとても心が救われたし、「推しの卒業」という大すぎる変化を、前向きにとらえられるようになる、ひとつのきっかけにできたんじゃないかと思う。

10周年ライブを経て、私は以前よりも、もっともっと、4人のことが大好きになりました。

心の底から感謝の気持ちを伝えたいし、きっと私はこれからもずっと、そんな素敵な彼女達、彼女達が創る「ももクロ」を、推し続けるんだろうなと思います。

 

まとめ:ももクロは「希望」である

歳をとったり、成長したりして、関わる人間が増えれば増えるほど、責任が増えれば増えるほど、自分の「意思」や「選択」を貫くことは、どんどん難しくなっていって、多くの妥協を強いられたり、しがらみにとらわれたりするようになっていきます。「自分の人生を生きること」って、口で言うのは簡単だけど、なかなか実現できることではないものです。

でも、彼女達が歩んできた「軌跡」を辿ると、あかりんも、ももかちゃんも、そして、かなこちゃん、しおりん、あーりん、れにちゃんも、それぞれが、それぞれの分岐点で、自分の意思も相手の意思も、同じように尊重し、受け止めた上で「では、自分たちはどうするか?」ということを、自分たちで考えて、進むべき道を決めて歩んできている、ように見えるのです。

彼女達の身にこれからどんなことが待ち受けているのかは、私には全くわからないけれど、私はこれからも、彼女達には「納得できる自分の人生」を歩んでいって欲しいなと、心の底から思うのです。

なぜなら、私(たち)のような「自分の人生を懸命に生きたい人」にとっては、「自分の人生を自分で選んで生きていく」ということを体現し続けている彼女達は、

まさに「希望」そのものだからです。

だからこそ、私たちは彼女達に惹かれているんじゃないかと。そう思うわけです。

その「希望」が、ももクロという「アイドル」として存在し続けてくれる限り、私はこれからもサイリウムを振り続けると思うし、たとえ「解散」という道を歩むことになってしまったとしても、その時はとっても寂しいけど、私はその選択を受け入れるだろうし、心の中で、彼女達の幸せな人生をずっと応援していくのだと思います。

 

・・・うん、書いてて涙が出てきました。笑

改めまして、ももクロちゃん、10周年おめでとうございます!

これからもずっと大好きです!!!!!

 

ざわこより