箸はともかく棒にはひっかかりたい

とある大学助教によるいろいろなメモ書き

研究費の不正利用は本当に防げるのか

「研究費の不正利用はよくないことである」 この認識は、多くの研究者間で共有されていることは紛う事なき事実であろう。一方で、研究費の不正利用は、毎年毎年、断続的に発覚、あるいは摘発され、ニュースになっている。 参考:研究機関における不正使用事…

#BLMを受けて 人類は歴史から学べるのだろうか

そもそも人類という存在にあまり興味が無かった私は、歴史を学ぶ「意味」がわからなかった。「過去から学ぶことが重要なんだよ」と説いてくる人は一定数いたけど、実体験を伴わない「誰かや何かの過ちを知ること」がどのように重要で、私という人間がそれを…

ありがとう、アンデス

ざわです。 4月の終わりごろから「あつまれどうぶつの森」をプレイしているのですが、先日、とある住人とお別れしました。 アンデスと私。スタジオにて撮影 彼女は「アンデス」という名前で、言われてみれば、アンデス山脈に住んでいる鳥「コンドル」を模し…

満30歳になりました(感想)

こんにちは、ざわです。 先日、誕生日を迎えましてですね。なんとか30歳まで生き残ることに成功しました。お祝いの言葉をくださった皆様には、改めて御礼を申し上げます。 満30歳。三十路。ジャスサー・・・いろんな表現がありますが、とにかく自分がこの世…

オンライン講義をやってみた感想:教員が留意すべき(かもしれない)こと

こんにちは、ざわです。 新型コロナウイルスのアレでですね、やっぱりうちの大学院もオンライン講義を開催することとなりまして。何回かやってみた現時点での雑感などを記しておこうと思います。各位におかれましては「へぇ〜教員側(少なくともざわ)はこん…

拝啓、この春大学に入学したあなたへ

こんにちは。皆様、この度はご入学おめでとうございます。 今の時世ですと、せっかく入学した先でも、本来ならあるはずの歓迎会とか、開催して貰えなかったのかも知れませんが、その分、できる限り私が祝福します。義務教育、高校教育を無事に終え、各々の努…

くまきちのシーディー2が素晴らしいから聞いて欲しい

くまきちって何? みなさんは「くまきち」という存在をご存知だろうか。 くまきち(敬称略)は、2019年から活動を開始した、くまのぬいぐるみである。雷鳥つめさんというクリエイターによって生み出された生き物で、その外見は白くてモコモコでふわふわで、…

インセンティブディバイドという問題(東大前期入試問題を見て)

日本トップの東京大学二次試験1日目最初の科目第1問の冒頭が「教育を媒介に階層構造が再生産される事実が、日本では注目されてこなかった」はさすがにキツい問題開いてギョッとした pic.twitter.com/f9HbSEMjeA— Masaki Kobayashi (@m_kobayashi_me) 2020年2…

自分に呪文を唱えながら生きる

何かに対する不安があったのかも知れないけれど、小さい頃から漠然と「私も愛されたいなあ」と思っていた。 多分それは、小さい(幼稚園生くらいの)頃から、セーラームーンをアニメで見ていて、友達のために泣いたり、笑ったり、怒ったり、悲しんだり、好き…

行く2019年と来る2020年の話

ザワです。今年もよろしくお願いします。仕事が始まってもう2週間経とうとしていますが、この度も例に違わず、2019年の振り返りつつ2020年の抱負について書き残しておこうと思います。

歳を重ねること

自分の意見を変えること、あるいは自分の意見・価値観の「負の面」を認識することにものすごい抵抗感を示す人がいる一方で、価値観をアップデートしていくことに比較的抵抗が少ない、あるいは、相反する価値観、価値観の中の「正と負の両面」が脳内で共存す…

過去ログ(一部)を統合しました

チャス!ざわこです。 実はこのブログを開設した2016年以前は、FC2でブログをやってたんですけど、あまりにも痛すぎる記事の多さから非公開にしていたんですね。 でも、かつてそこで「備忘録として…」という理由で執筆したのに普通に忘れる→過去ログを漁る→…

【参加報告】IMOG2019

ざわこです〜、こんにちは。 2019年も終わりが見えてきましたが、いかがお過ごしでしょうか。 私は9月の上旬(およそ3ヶ月前!)に、某学会に参加するためにスウェーデンはヨーテボリに行ってきました。本当はもっと早く記事を公開したかったのですが、時間…

情報との共生。インターネットとサードプレイス。

情報化社会。情報社会。 私は中高で、現代社会のことを「情報化社会」と習った。でも今の日本(あるいは世界)は、もう既に情報にあふれかえった「情報社会」なのだと思う。 調べればすぐそこに情報がある。かつては「ggrks(ググれカス)」なんて使っていた…

「推し」と「愛」

ああ、今日も推しが尊い。 私には推しがいる。たくさんいる。直接会ったり交友関係を持てる望みは特に無いけど大好きで仕方が無いももクロちゃんたちのことも推してるし、日常生活において推してるひとっていうのはたくさんいる。同性に対しても、異性に対し…

ヒカリの外側

ヒカリの外側で 私には、これまでの29年間、紆余曲折ありながらも、まあそれなりに、強く生き延びてきたんじゃないの?という自負が、それなりにはある。 でも、気がつけば、周りの友達たちはみんな、次なるステージへと、順調に歩みを進めているように感じ…

地球温暖化・エネルギー問題にどう向き合うか(私見)

温暖化問題に向き合う上で、考えてみてほしいこと。

わかり合うのではなく、わかり合えなさを許容してくれる人間と生きていきたいという話。

「○○さんは、気が利かないところがあるよね」 「もう少し気が使えるようにならないと、この先やっていけないよ」 大学生の時に、とある教授に言われた。 私はその時、飲み会に同席していた。その教授と、とあるゲストと一緒に、居酒屋にいた。彼らの話は、そ…

ここ最近の世界のことと、私の決意。

希望はきっとある。 「第三次世界大戦が始まるとしたらきっと東アジアからだね」 なんていう笑えない冗談を、この間ランチの時に話した。 もちろん、戦争を肯定する話ではない。現在の世界情勢を憂いての、鋭利すぎるブラックジョークだ。 *** うちには、…

声の話。

「あなたは、風邪でも引いているの?」 幼稚園生から小学生くらいの頃、習い事に行った先で、誰かのお母さんに聞かれた。何のことだか身に覚えのない私は「ひいてないよ?」と、答えていた。誰かのお母さんは、まるで私の返答が「期待外れ」とでも言うように…

最高の指輪に出会ってしまった話。

石のついた指輪を買った。ついこの間もピンキーリングを買ったばかりなのに。 昔から、アクセサリーとか、キラリと輝くものが好きだった。母は特に宝石を着飾るようなタイプではなかったはずなのだけど、なぜだか物心ついた頃から、宝石屋さんの広告を集めて…

平成→令和

ついに平成という時代が終わり、令和という時代が始まりましたね。 私が思う平成は、先の見えない不況が長く続く中で、大きな天災にも見舞われ、多くの人が、不安や焦燥を抱えながら生きてきた、そんな時代だったのではないかなと思います。 一方で、日本人…

行く2018年と来る2019年の話

みなさんこんにちは。新年明けましたね。 この年末年始、私は実家に帰省して、友達に会ったり、親戚に会ったり、スマブラして食っちゃ寝を繰りかえしたりなどして過ごしました。もう既に仕事始めを迎えてしまいましたが、本格的に始業する前に、昨年のできご…

新生ももクロの旅立ち(緑推し目線10周年ライブの感想)

めちゃめちゃ今更ではありますが、ももいろクローバーZの10周年ライブに参戦した時の話をしようと思います。

研究職にまつわる理想と現実

最近ものすごく悩んでいる。 いや、ちょっと違う。悩みにもなりきれないモヤモヤとしたものが、常に脳の周りを覆っている感覚がある。 このモヤモヤは、何をしようにも頭に張り付いて離れなくて、いとも簡単に集中力を削いでくる。集中できたとしてもほんの…

日本の博士学生は本当に不幸なのか?〜お金について考える〜

どうも〜〜ざわこです。 科研費申請を乗り越えた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。 先日出張で国外のとある大学に行ってきたのですが、博士課程学生が置かれている状況について、いろいろと考えることがあったので、ここに記しておきたいと思います。 …

適齢期女性による「結婚を『人生の墓場』にしないため」の一考察。

ここ数年、結婚報告を聞く機会が増えた。私も適齢期を迎えた人間なんだなあと思う。 ある一人の人間が、素敵な人と出会い、結婚したいと望んで、その願いが叶ったのだから、おめでたいことである。何者でも無かった「自分」という一人の人間に、生涯「寄り添…

博士学位論文(D論)をしっかり書いた方が良い理由

博士号を取得するためにやらなくてはいけないこと。それは「博士学位論文」の執筆です。 かねてより私は、この博士学位論文(通称:D論)に関して、納得いっていないことがありました。

大学における研究・雇用・教育と、お金の話。

大学総長と若手教員が意見交換できる場が設けられたので、参加してきました。若手教員を取り巻く現状、それに対する大学の方針、それを聞いた私の意見をまとめました。

【報告】博士号を取得しました!

こんにちは〜!ざわです。 なんと!!! おかげさまで、無事に博士(環境科学)になることができました! うわああああああああい!!! さらに!大塚賞という栄誉ある賞もいただくことができました! 受賞講演するワシの図。ハラハラしました 高校生の頃、…