箸はともかく棒にはひっかかりたい

とある大学教員によるいろいろなメモ書き

サイエンス・インカレに行ってきました!

どうもこんにちは!

先日の2月18~19日にサイエンス・インカレに行ってきました!!

私たちの大学からは私とY氏の他に、理学部地質科からもう1組が参加させていただきました!

 

私のグループは前日入り組にしていたので、17日のお昼にはもう東京に行く予定だったのですが…最後の最後までポスターの修正&印刷があったもので着いたのはもう夜でした笑

ホテルに行ってみると…

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学生には勿体無いくらいの豪華さ!笑

 

その日は移動に疲れて即就寝…

翌朝は気合を入れるためにご飯をもりもり食べました!

 

会場まではゆりかもめで移動しました!

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富士山がくっきり見えました!!

 

船の科学館駅で降りると…そこには会場が! 

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今回の会場はこの国際交流館と、行くのは実に5年ぶり!な、みらい館でした!!

 

受付を済ませて、封筒の中身を見ると…

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当日の朝ZIP!で特集してたFRIXIONのペンが!

気になっていて欲しかったのでとても嬉しかったです(*´∀`*)

 

それから日経サイエンスも入っていました!

なんて太っ腹なんだインカレ…!!

 

 

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プログラムを読んでみると、私たちが書いた要旨やタイトルがちゃんと載っていて、なんだか感動してしまいました!

 

 

そしてメイン会場のホールへ。

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雰囲気が格好良かった!そして司会のお姉さんが美人過ぎた!

 

開会のあいさつが終わった後は、特別講演がありました!

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とても面白かったです!!

科学に挑戦する大切さを学んだ気がしました。

科学はみんなに平等にあるべきだ!なんて思いました。

 

お昼を食べて、口頭発表を聞いた後は、ついにポスター発表&審査タイム!!

 

審査内容は「発表3分、質疑応答2分、インターバル5分」という超過密スケジュール!!

一つの大きな会場が、それはそれはカオスな状況になっていました笑

 

そんな時間が2時間以上続き、終わった頃には喉がカラカラに…(^O^)

枯れている声が余計に枯れてしまいましたorz

 

そういえば、発表している途中、写真を撮られたりインタビューされたりしました!どっかに載るor放送されたりするんかな(^p^)

読売新聞やNHKを要チェックですね★

 

 

ポスター発表自体の感想は…「ぶっちゃけ5分キツイっす」ということですかね笑 

まず3分で内容を全てまとめて発表というのも難しいし、さらにそれを審査員の方に理解してもらって、なおかつ2分以内で質問を受けてそれにわかりやすく答えるというのは……なかなか難易度が高かった(^^;)

審査員の先生でさえ、「短いなあ…」とぼやいていました笑

 

せっかく、違う分野の先生方や、その他多くの人々に聞いてもらえるチャンスだったから、もっとじっくり話したかったし、面白さを伝えさせて欲しかったし、いろいろなご意見を戴きたかったなって思います><

ですが、発表する側、聴く側がお互いに物凄く集中して研究内容に触れるという点では、5分間という時間はもしかしたら良かったのかもしれません。

 

そして残念だったのが、ポスター発表者は他のポスターを一切見られないということでした。加えて、口頭発表も一部の人のものしか聴けませんでした。

審査員に伝えるのももちろん大切なんだけど、学生の間で自分の研究を伝えたり、同世代の学生がしている研究について知って刺激を受けるというのも重要だと思うんだけどな~ていうか私がやりたかったな、そういうこと笑

「この発表聞きたくても聞けない」というのがとても多かったので、来年はもうちょっとその辺を改善してほしいなって思います!

 

それからやっぱり、カテゴリーに「環境科学」の分野を増やして欲しいなと! 

自然という大きな開放系のシステムを相手に、曖昧で、様々な情報が入り混じっている、宇宙や地球からのメッセージを、一つでも多く解読するために、定量化するために奮闘している、私たちのような分野にもぜひ焦点をあてて欲しい!

なんて思います。

実験室でやっているような、精確さだとか、そういうものとは違くて、曖昧なものだけど、未来の地球を考えたとき、地球環境問題に立ち向かうために、社会に活かすために、なくてはならない分野であると私は思うのです。

 

正直、今回発表をして、そこで質問を受けていて感じたのは、物理や化学、統計屋さん(審査員の先生方の専攻?かな)からのものさしでばかり自分たちの研究を見られたような気がしたということです。だから、ちょっと悔しかったです。

もちろん、熱心に話を聞いてくださる方もいたし、「これは凄い」と言ってくださった方や、違う分野ながら必死に理解しようとしてくださった方もたくさんいらっしゃいました。その点は本当に本当に嬉しかったです。

なので、審査はもちろん公平だとは思いますが、やはり同業者の方からの意見も聞いてみたかったなとは思います。企画運営者のどなたか、もし見ていらっしゃいましたらご検討をよろしくお願い致します。

 

あ、そういえば何人かの方々に「プレゼンが上手」とお誉め戴きました!

私お得意の、自称:ドヤ顔拡声器プレゼン法が上手くいったようです(^p^)

(注※ ただドヤ顔で声がでかいだけ)

 

もっと上手になりたいなー!

 

***

結果、私たちのポスターは「日経サイエンス賞」ということで、副賞として日経サイエンスを頂戴しました!

最初のアレはそういうことだったのかと理解しました^^

ありがとうございました!!!

 

そしてそして、なんと一緒に大学から参加した地質科の彼が、ポスター奨励賞を戴きました!

おめでとーう!!!

 

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メダルに負けないくらい、彼の笑顔は輝いていました。地方中堅大学の底力を東京で見せつけてきました!!

私たちは自分のことのように喜びました(*´∀`*)

 

運動会で活躍するわが子を撮影する親のように、写真をめちゃめちゃ撮っておきました笑

そしたらさっき大学側から「写真くれ」と電話がかかってきました笑

 

ついに私の写真が大学のHPに載るんだぜ!!

あ~良い仕事したわ~(^p^)←

 

最後に、文部科学大臣の平野さんのお話がありました。

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今回インカレを通してわかったのは、国は私たちのような世代の学生に、本当に将来を期待をしているんだなということでした。

それは今回私たちが経験できたことを考えるととてもよくわかります。

 

最近の日本は、震災以降あまり元気が無いと言われているけど、一方で科学の世界では目まぐるしくいろいろなものが動いていて、新たな技術がどんどん開発されています。

なかなか目に見えてはわかりにくいけど、確実に日本は前に進もうとしているんだなと感じました。

 

それから、今回一番感じたのが「科学っておもしろいなあ!」ということでした!

高校生の時SSHで感じた、ワクワク感、うずうずする感じを久々に体験しました。

 

その感覚こそが科学の原動力なのではないかと!!

 

きっと「新しい視点・発見があった時」や「それが具体的にどう役立つか」というのがわかった時、みんなワクワクやドキドキ、うずうずを感じるんだと思うんですよね。

そこから初めて研究が始まって、その独創性や実用性が評価されて、技術として確立することによって、「科学」というものがどんどん発展していくんだと思うんです。

 

…とまあ、こんなひよっこが長々と語ってしまいましたが、

私が所属する学科は、直接人や社会に活かすことができる研究はあまりしていないけれど、今後は

「この分野にしかできないことって何なのだろう」

「これが解ったら、どう社会に役立てられるのかな?」

ということを常に念頭に置いて、研究活動をしていきたいと思います。

 

そしたらまた、今までとは違った視点で、色々なモノを見られるようになれそうな気がします!

 

こんな感じで、インカレのレポートとさせていただきたいなと思います!

ここまで読んでくださりありがとうございました!

 

もし質問などありましたらぜひどうぞ〜!