箸はともかく棒にはひっかかりたい

とあるPh.D.studentによるメモ書き

上半期まとめ

お久しぶりです、ざわです。

気が付いたらD3になってて、そして早くも半年経とうとしている事実に驚きを隠せずにいます。予定していた大きな出張などが終わり、これからどんどん慌ただしくなる予感がしているので、そしてどうせ年末も振り返っている時間など無いと予想されるので、その前に一度、上半期のできごと・考えたことをまとめておこうと思います。

 

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2月:論文再投稿

論文の修正版を再投稿しました。一度目のMajor revisionに比べたら、大分易しかったと記憶していますが、骨の折れる作業だった(ような気がします)(記憶が曖昧)。

 

2-3月:ASLO Meeting @Hawaiiに参加

D進してから2度目のポスター発表でした。印刷や発表準備に手こずって、本番までの日々はあまりスマートではありませんでした。。。なぜそうなったか詳しい経緯は忘れてしまいましたが、しっかりと覚えているのは、聞き手の知識やレベルにあわせて、発表内容のストーリーを組み替えるのは、ほんとうに難しいなということですね。口頭発表にもポスター発表にも共通していることと思いますが、ただただ機械的に、自分のやってきた仕事を並べるだけではなく、いかに効率的に、わかりやすく、コンセプトと本質を伝えるか、ここに焦点を当てて、時間をかけて準備を進めるべきだと思いますね。

ハイライトとしては、論文で良く名前を見かけるM氏がポスターを見に来て下さったことですかね。 試されてる感がすごくて死ぬほど緊張した(でも何を話したかはほとんど覚えていない)。

発表では、終始たどたどしい英語を連発しまくっていましたが、どこかの学生?ポスドクさんが「全然英語大丈夫だよ」って言ってくださったのが嬉しかったな。。もちろんそれは社交辞令なので、実際は「全然大丈夫」ではないのでダメなんですけど、、発表内容の意味が伝わっていたのなら、及第点と言ってもいいのでしょうかね。

でもでも、私も先輩方のようにスラスラと思ったことを伝えられるようになりたいのですよ〜。

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太平洋を臨む。うつくしすぎかよ!?

また、この学会では、D2の中頃までお世話になっていた研究所の方々と行動を共にする時間が多かったのですが、その中でいろいろ人生相談(?)させていただきました。

いろいろと考えていた時期だったせいか、皆様の優しさが琴線に触れ、食事中に思わず泣き出してしまうという事件を起こしてしまいましたが笑、お話を聞いて下さった皆様には心から感謝しています。

どんなお話をしたか、詳しい内容はヒミツです。

ですが一つだけシェアできるとすれば。
これは世の中の研究者(あるいは働く人)全てに共通して言えることなのですが

自分のやっている研究(仕事)に自信を持ってくださいということです。

それは、決して自分の仮説に意固地にこだわり続けろということではなく、ある現象を説明しうるあらゆる可能性について考えて尽くし、そこで生まれた新たな解釈や仮説、それを生み出した自分自身に対して、ちゃんと自信を持って下さいということだと思います。
痺れますね。自信が無い芸人の私には重みのある言葉でした。

「自信」をつけるには努力が必要不可欠です。 私には「考え抜く」というプロセスがまだ不足している自覚があるので、自信を持てるくらい考え抜けるような人間になろうと思います(決意)。

 

3月下旬:論文受理

わーい!受理されました!!!
うわーーーーい!!!!!

でも正直なところ、嬉しいと言うよりもホッとした気持ちでいっぱいです。指導教員をはじめ、共著者の皆様、編集委員の皆様、査読者の皆様、支えて下さった皆様に感謝です。

この「おかげさまで論文になりました。ありがとうございました!」と言いたいがために、次また論文書けそうな気がしてきちゃうもんね〜。本当に良かったーー!

 

4−5月:論文執筆

息つく暇もなく次の論文にとりかかることになりました。貧乏暇なしD生暇なし・・・

論文執筆は「試されてる感」がありちょっと苦手でしたが、少しずつ言いたいことが言えるようになってくると「なんだか書くのもちょっと楽しいかも?」と思えてきたりする(気がする)。でもまだまだ圧倒的に英語力が足りない・・・一体何本書いたらまともに執筆できるようになるのだろうか・・・

ちなみにこの時期は、JSPSから給与が振り込まれなくなるので極貧の危機に陥る(定期)。どうにかならないのかしらねこの制度・・・!

 

6月:出張 @Wisconsin

諸々の案件を議論するために、共同研究者であるS氏とD氏の元へボスと共に行ってきました。お互いのアイデアを共有し合って、これはどう?あれはどう?と話が展開していく様は、大変刺激的でした。サイエンスはこうやって前に進んでいくものなのか!と、目の当たりにした感じでした。

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Capitalだって。ホワイトハウスみたいにキレイ

ただ、イベントとしては大変興味深かったですが、個人的には、この出張は「ものすごく悔しい体験」として記憶に刻まれそうです。

もやポイント1:「そんな気が」していただけで
グローバルな場で研究ができるようになって早2年。少しずつではありますがヒアリング力が増してきたかな?と思っていたのですが、「そういえばこんな話があってね・・・」と、いきなり話が変わってしまうと、途端に着いていけなくなってしまうので、あ〜全然まだまだだったんだなと思いました。わかった気がしていたのは、ストーリーが良かったおかげで、なんとなく理解できていただけで、私の英語力が上がった訳ではなかったのかと。全然ダメじゃん、と。これはとても落ち込みました。

そういえば、滞在1週間くらい経過すると、勝手に耳がログオフしちゃって一切何も聞き取れなくなってしまうあの現象は一体何なの???
本当に困るのでどうにかしたい。。

 

もやポイント2:自分のテーマなのに
議論をする中で「私自身の研究テーマなのに、誰も自分には聞いてくれない」っていうのが、ものすごく悔しいんだということに気付きました。それは、議論するレベルに及ばない私の英語力の低さ、コミュニケーション力の至らなさ、周辺テーマへの理解度などなど諸々を考えたら、それは私に聞くよりもボスに聞いた方が、向こうも理解しやすいということくらい、私にだって1000%理解できるのです。なのに、なのになんでこんなに悔しいのでしょう。。。

そこで「私が説明します!」と果敢に挑める勇気があれば、こういったモヤりは抱かないのでしょうけども・・・いや〜全然できませんでしたね。もうダメダメです。 穴があったら入りたい。ものすごく情けないし、自分にイライラしてしまいました。けど自業自得です。挑戦を避けた人間に、チャンスをみすみす逃した人間には、何も言う資格はありません。

そんな感じで、1週間の滞在の全ての記憶をかき消してしまうくらい、自分に腹が立った次第でございました・・・

「次のチャンス」に備えて、修行を積まねばと思いますね。

 

***

以上が上半期まとめでした。長いし女々しいしで最悪だな。笑

でもいつまでもうじうじしていられるわけではありません!下半期には個人的ビッグイベントが控えているので、この上半期の悔しさをバネにして「次のチャンス」に備えて、しっかりと準備をして(英語的にも、発表内容的にも!)、万全の状態で挑めるように、調整していこうと思います。上半期は悔しい不甲斐ない思いをしまくりだったのでね!リベンジするつもりでね!!

走り抜けていくぞーーーー!!!!!

 

\ ひゃっほおおおおう! /

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猿ヶ京バンジー@群馬 学会発表より緊張しないよ!

 

ざわ

2017年抱負

 

あけましておめでとうございます!

みなさま、良い新年を迎えられましたか?

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初詣に行きました。パワースポットらしい?

 

2016年は総合的にもとても良い1年でした。特に、誰かと議論を重ね、考えを深める機会に多く恵まれたおかげで、研究においても、社会においても、また対人関係においても、考え方の視野や世界を大きく広げることができたように思います。いつも私の相手をしてくださる友人、後輩、ならびに大人の方々には、心から感謝の意を表します。本当にありがとうございます。

こんな私ですが、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

2017年抱負

どうやら私は今年で27歳になるみたいです。27歳になるこの1年も、充実した日々を送れるように、行動目標を立ててみました。

 

考えながら行動する(一昨年から引き続き)

博士課程最終学年として、また27歳日本人女性として、懸案事項またはそれに対する焦りが、全く無いと言えばウソになります。いえ、むしろありまくりです。

ですがそういうものは得てして、一朝一夕で解決できるものではなかったりします。だからこそ、何かを解決するためには、それがどのような類いの課題であろうと「目を逸らさずにじっくり向き合い、やるべきことを見極めて行動する」というのが重要であると私は思います。そしておそらくそれが最善の策だと考えます。

今年は、例年以上に、自分にできることから一つずつ、ズルをしすぎず、丁寧に、様々な経験を積み重ねていきたいです。何かを「こなす」だけではなく、もっと貪欲に、いろんな知識や技術を吸収して、着実に成長していきたいですね。

そして、過去の自分が良いこと言ってたので、引用しときます(自己引用)

日常生活を送る中でおこなうその時々の小さな決断と、地道な行動の積み重ねこそが、自分の道を切り開く最善策

 

「自ら生み出す」挑戦をする、力をつける

今までが「経験や知識を蓄積する段階」だったとするならば、そろそろ、それを糧として、自分の力で何かを作ったり、生み出したり、発信したりする段階に、移行していきたいな・・・というマインドを持っています。

「経験させてもらって有り難い!感謝!」と言っているだけなら簡単だし、仲間内で好き勝手話したり、理想論を語ったりするだけなら、誰にだってできると思います。私はそれを踏まえて、じゃあ自分は何がしたいか?何ができるか?何をやるか?ということを自分のアタマで考え、そして挑戦していきたいです。もちろん簡単ではないとは思うのですが、その理想や目標を達成するために、試行錯誤し、自分の力で実現していく過程というのは、きっといちばん面白くて、やりがいを感じるところなんだろうなと、思います。そしてその挑戦の経験を積み重ねることによって、何かを「生み出す」ための力を付けていきたいですす。

 

「時間軸」を意識する

何事にも「いつまでに?」という概念を積極的に取り入れていきたいです。「優先順位」については、さすがに考えて行動できるようになってきたのですが「いつまでに」やるか?やれそうか?という見積もりが未だに苦手だし、よく私の中で抜け落ちます。複数のタスクが重なったときなんて本当にひどくて、いつもギリギリになって、半泣きになりながらやっています。これは自分も嫌ですし下手したら周りにも迷惑なので即刻やめます。

 

運動をする(具体的には、登山を再開したい)

昨年末に高校時代に所属していた山岳部のOG会があり、この夏に奥穂高岳にチャレンジしたいね!という話が持ち上がりました。奥穂は私にとって因縁の山で、高校在学中に涸沢ヒュッテで山行を断念してから10年ほど経ちますが、何度チャレンジしても天候に恵まれず、未だに登頂できずにいる山です。

あの時のメンバーで登るなら、私も一緒に挑戦したいなあ、と思うのです。実際は膝の怪我があり、登山へのブランクを考えると行くべきではないかも知れないのですが、復帰のために具体的な目標があることは、きっと良いことですよね。

そんなわけで、行けるかどうかはわからないけど、とりあえず登山を再開することを目標に、運動して体力をつけていきたいなと思います!

 

以上、今年の抱負でした。

いい年にしていくぞ!

 

ちなみに2016年はこんな1年でした(主に研究の話)。やっぱり良い年だったな。

tkzwy.hateblo.jp

2016年総括

もう年末ですね。2016年もあっという間だったな。。。

最近ようやく一息つけたので、この1年何をして過ごしてきたのかということを、きちんと思い出しておこうと思います(忘れないように)。

 

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研究に始まり研究に終わった

この一年は、2015年以上に、研究一色でした。論文も書いて、査読結果にうちひしがれながらも、よりよい論文にするべく頑張って再投稿したり、国際学会に3件くらい参加したり、某若手の会の運営をしたりなど、盛りだくさんでした。慌ただしく時が過ぎてしまい、立ち止まって熟考する…というような時間はあまりなかったようにも思えますが、全国/世界各地を飛び回り、数々の経験を積む中で、多くのことを学び、考え、議論し、吸収できたと思います。

いちばんの学びは「研究はみんなで進めるもの」であると知れたことです。サイエンス(研究)を前進させるために、一人で進められる距離は短いけれど、同じ志を持った仲間を見つけて、力を合わせれば、そしてそれぞれの不得手を補い合うことができれば、それは強大な推進力になるはずであると。それを実感できたのは、私にとってとても大きな収穫でした。

たとえどんなに良い実験結果が出ても、私にはまだ、その結果の持つ意味を最大限に活かすこと、世界中の人にそれを発信すること、そのための力が、圧倒的に足りないと感じます。いつも周りの方々に補ってもらってばかりで、不甲斐ない思いばかりしています。だからこそ、自分が持っている(あるいは、今後持てるポテンシャルのある)強みとは、学界における自分の役割とは、貢献できることとは一体何なのか、早く見いだしたい。そしてそれをどんどん磨いていくことによって、科学の発展に貢献できる人間に成長していきたいと、強く思います。

一年前の自分は、自分の置かれている環境の有り難さに対して感謝する一方で、自分の実力の無さとの狭間で、かなり苦しんでいました。身分不相応な環境にいるような気がして、ずーーーっと、不安でした。けれど、この2016年に、もがきながらもあきらめずに継続して積み重ねてきた体験の数々が、ほんの少しだけ、自分に自信を持たせてくれているような気がします。ほんの少しなんだけどね。
けど、2015年以前と比べると、これは非常に大きな一歩です。よく頑張ったね・・・と、自分を褒めてあげたいです。

2017年も引き続き、よく考え、よく議論し、たくさん吸収して、たくさん行動して、結果を残せるような1年にできたらいいなと思います。


2016年に起きたイベントとハイライト(自分用)

どうにも忘れっぽいので、2016年の私の身に何が起きたかを備忘録的に記しておこうと思います(思い出し次第更新予定)。

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元所属研究室の先生が退官(3月)

お世話になっていたK先生が退官されました。今後、学会で偶然遭遇したり、どこかでバトルしたり、そういうのができなくなるのかなと思うととても寂しい。のびのびとした環境で(自由奔放に)育てていただいて、本当に感謝しています。いつか美味しいお酒を持って遊びにいかなくては!

学振特別研究員(4月)

有り難いことにJSPSの特別研究員(DC)に採用していただきました。社会人としての自覚を持たねば!と思い、8時出勤を試みるも、1週間で頓挫。以降自分のペースで頑張りました。。。 

論文執筆

2015年10月下旬から書き始め、5月中旬に投稿、9月中旬にmajor revisionになり、11月下旬に再投稿。めっちゃ頑張って、全てポジティブに、誠意を持って返した。おそらく年明けに返事が来るだろう。結果は如何に・・・ 

大怪我後、初めてのフィールド調査(6月)

ずっとフィールドに行く勇気が持てなかったが、ついにデビュー!結局帰ってきた後に患部が熱を持ってしまって大変だったけど、久々の野外は楽しかった。これをきっかけに山登りも再開したいところ。

学会参加(6-9月)

口頭2件、ポスター1件の発表。ポスター賞をゲットしました。えへへ。
特に口頭発表の場合、トーリーは練れば練るほど、練習はすればするほど良い発表に近づけるんだなと改めて実感。その発表で何をいちばん伝えたいのか、その発表時間の中でどこまで伝えるのか、よく考えていきたい。
英語でのディスカッションがスーパー苦手なのでどうにかしたい

若手の会運営(9月)

準備はそれなりに大変だったけど「参加して良かった!」と思ってくれた人が多かったので、やってよかった…と思う。元気な仲間と話せる機会は、ほんとうに大切。刺激的だし、単純におもしろい。

引越(10月)

人生4回目の引越。だんだん荷造りには慣れてきたけど、どうしてこう、毎度毎度、要らないものが増えていってしまうのか。。。

友人と遊んだり食べたり飲んだり(年中)

今年は昨年よりももっと、濃密な交友関係を築いた気がする。初めて会った人とも良き友人になれた気がしているし、旧友とも相変わらず楽しい時間を過ごせた。自分を訪ねて来てくれる(または、観光or仕事ついでに思い出して声をかけてくれる)人が居るというのは、本当に有り難いことです(誘ってもらえるの、ほんとうに嬉しい。心から嬉しい。これからもガンガン誘って下さい!)!
ほんの数年前は、アホみたいなゲスみたいな会話しかしてなかったのに、お互いに仕事の話をしてみたり、結婚して子供が生まれ人もいたりなんかして、すごくすごく面白い。私自身はほとんど何も変わってないんだけど、周りの変化を見聞きして、大人になったことを実感している。みんなそれぞれの地でがんばってるんだなあって思えて、元気をもらえる。

ももクロのライブに参戦(桃神祭・ももクリ←これから!!!)

楽しみすぎて禿げる。

 

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とりあえず、こんなところですかね。

嬉しいことも怒れることも、悲しいことも楽しいこともたくさんあったけど、私にとっては、とても充実した、良き1年でした。

みなさんの2016年は、どんな1年でしたか?

 

それでは、良いお年を〜!!