箸はともかく棒にはひっかかりたい

とある大学教員によるいろいろなメモ書き

満33歳になりました(報告)

こんちゃす、ざわこでございます。

 

先日無事に歳を重ねることができたのですが、正直、久々の国際学会を控えておりそれどころではありませんでした・・・。そのような中でもお祝いしてくださった皆様、および、いつも私のことを色々な形で支えてくださる皆様に対しては「ありがとう」以外の言葉が見つかりません。改めて御礼申し上げます。

 

この1年で大きく変わったことといえば「無期雇用への転換」を果たしたことです。これによって「自立しなくては!」という気持ちが、より一層強くなりました。ちなみに私の中での「自立」とは、「PIになる」などといった形式的なことではなく「誰かや何かの傀儡ではなく、一人の研究者あるいは科学者としてコミュニティ内で認知されるような働きをする」ことであると思っています。「何かを生み出す」ことは大抵、困難を伴いますし、それを「正しく公正に伝える」ためには大変な時間を要するものです。ですが、それらを貫いてきた今までの姿勢を評価してくださったからこそ、期待していただいているからこそ、今ここで働けているわけなんだよなあ、と思うと、進む道は間違ってないのかもな?などと思います(現時点では)。

これからも、目先の評価軸だけにとらわれることなく、地に足を着けて、自分が満足できて、なおかつ周りにも(中〜長期的に)貢献できる仕事をしっかりと成し遂げていきたいです。

 

一方で、教育に関しては、既に現ボスとは異なる道を歩みつつある…と思っています。

悲しきかな、大学院教育には(受入学生数的な意味で)ほとんど貢献できていませんが、一方で高校で出前授業をすることなどを試みています。生徒さんによって、取り組み方は様々ですが「どのような問いを与えることができたら興味を持ってもらえるのだろう」ということを考えながら資料を作るのは、とても楽しいです。更には、誰かの何かにフックできた日にはもう一日中ルンルンになれます。準備のためにはやはり相応の時間が必要ですが、やる度に「やってよかったなあ!」と思えます。

もしまたお声がかかることがあったら、また馳せ参じたい所存ですね。

 

ちなみに、去年の誕生日はこんな感じでした。

 

tkzwy.hateblo.jp

 

この1年間で、大分「教員」としての肝が据わってきたかな?という感じがしますね。やはり守るべき存在(=学生)がいると、人は強くなれるのかもしれないですね。

与えられた分以上に与えられる人に」という部分は、変わらず一緒の思いなので、引用しておきます。

私自身は、環境から、他人から、いつもいろいろなものを与えてもらっているけれど、それをひとつとして、他者に還すことができているだろうか?誰かに「与える」に値する何かを、果たして生み出せているのだろうか?ということを考えるのです。自分の利を優先して、他者から何かを搾取してしまっていないだろうか?次世代に投資し、育くむ、という社会的責任を、果たせているだろうか?

何をどうすればいいのか、具体的な方法が思い浮かんでいるわけではないのだけど、そういう視点を持ちながら、自分に何ができるのかを考えながら生きていきたいですね。

 

そんなわけで、今年もどうぞよろしくお願いします◎

 

ざわこ